2020.宮古島.多良間島~at before korona~⑳
普段はあまりこういう資料館的なトコには興味を示さない僕ですが😁
多良間島では少し知りたい事があり、
侵入、いや入館🎵
3500年前から人住んでんだー😱
んー、原始だ😅
ところで。
皆さん「ハジチ」って知ってます?
いわゆる沖縄の刺青の事なのですが。
琉球処分(明治12年)より前の沖縄(琉球の時代)では女性は成人すると、手の甲などに色々な模様の入れ墨を施すのが習わしとなっており(地方によって模様は様々。その説明が上の写真😉)、当時の女性たちにとっては一人前の女としての証であり、その紋様は誇りでもあったそうです。特に幼い女の子には憧れ。
それが「ハジチ」というものでした。
その誇らしいハジチ、昭和の時代くらいまでは当時のおばぁ達の手にその名残があったそうなのですが、現在はこうして資料に残るのみです。
なぜか。
もちろん最近の医師法の改正の動きとは関係ありません。
(医師免許を持った人しか入れ墨を掘っちゃいけない、という奴ね😉)
明治政府の武力による琉球処分の後、「入れ墨禁止令」なるものが琉球限定で発令されました。
それによりそれ以後の琉球の女性たちはハジチを施すことを禁じられました。
そればかりか、それまで琉球の女性たちの誇りであったハジチは一気に差別の対象になり、ハジチした女性たちは手を隠すように生きる事になったそうです😢
このハジチの歴史、悲しくないですか?
僕はすごく切なくなるんですよね。
自分たちを全否定された気持ちになったと思いますよ、きっと😢
(例えは悪いけど、昨日まで「キレイだねー○○さん」て言われてた人が、急に「ブス!」って言われ出す、みたいな)
しかもその禁止令を出した理由のひとつが、大和の連中が怖かったからだという😅
(ジャングルで原住民に会う感じ?)
そんな理由かよ😵
この話、
大きく言えば中国のウイグル人抑圧、
もっと身近なトコでは現代日本の過剰なまでの入れ墨差別、
そんなのと被って見えます。
もちろん僕は刺青を推奨したい者ではありませんが(入れてないし😁)、
ただ当時の琉球の女性たちは悲しかっただろうなぁ、と思うのです。